定年モンキー

定年退職後の生活についてのありのままの雑記

四国遍路 第32番・禅師峰寺から第34番・種間寺へ

 今回は高知県の全部の寺の巡礼達成を目指しての旅

   平成26年から四国八十八か所の遍路を始めました。一人旅を楽しむためと健康のためのウオーキングを兼ねてのこと。転勤族であったため、あちこちの赴任地から四国に訪れるため、なかなか時間も取れず、いびつな区切り打ちを続けてきました。昨年までにようやく70寺を参拝しました。
 平成31年2月8日(金)から10日(日)にかけて、高知県で残していた四か寺と、高松の友人と会うことも兼ねて高松市内近辺の寺を巡ることとしました。先ずは同年2月8日(金)のことです。三連休前ですが、この日は有給休暇をいただきました。

 舞子から高速バス

  明石に自宅があり、舞子から8時5分発の高知行き高速バスに乗り込みました。三連休前とは言え平日なので車内は数人しか乗車していません。
 道中、徳島に入って左手遠くにに冠雪の高山が望めました。剣山でしょうか。いつも思いますが、四国山地は高山が多く、関西ではなかなか見られない雄大な風景ですね。その後、間もなくして吉野川サービスエリアで10分間の休憩でした。 

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  はりまや橋には11時40分頃到着です。ダイヤより10分程度遅かっただけで順調だったと言えるでしょう。
 ここで11時57分発の路線バスに乗り換えて32番の禅師峰寺を向かう予定としています。今日の予定は、全部で15キロほどを34番の種間寺を参拝まで歩きとおすこととしていました。このため、最初を予定の時間通りにスタートできるかどうかは大きなポイントまので先ずは一安心です。

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 高知市内にはアンパンマンキャラクターの像があちこちにありました。

 第32番 禅師峰寺

 禅師峰寺には最寄りのバス停は本数・連絡とも悪いので、2キロメートルほど離れた緑ヶ丘3丁目という、何か寺巡りとは無縁な平凡な名前のバス停で下車。そこから20分超ほど歩きました。最後は数分の急登で小高い丘の上でした。12時45分頃の到着です。境内からは桂浜が見通せます。

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 県営渡船・種崎乗り場を経て第33番・雪蹊寺

   さて、今日の歩行予定は少しタイトで、これからの第33番・雪蹊寺への道中、浦戸湾を渡るために渡し船を利用しますが、これが1時間に1本の運航。今日の予定では、14時10分の船に乗船しなければ、17時までに最後の34番・種間寺に辿り着くことが難しくなります。
 禅師峰寺から渡しの種崎乗り場まで約6キロ超あり、禅師峰寺を出たのが13時前。先を急ぎました。幸い、道中ほぼ市街地を歩いていきますが、平坦でまっすぐな行程なので道に迷うことのありません。
 14時過ぎには種崎乗り場到着です。

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 乗り場に着いたときは、左の写真のように乗り場のゲートが閉鎖されている状況で、その状況がよく分からず、入口がないのか、周囲をあちことと見渡しました。
 しかし、船が到着したら、右の写真のようにゲートが開きました。下船する乗客は何人かおられましたが、乗船は、私と赤い服を着た自転車のおばあさんだけでした。県道扱いのためのなのか乗船料は無料なのですが、いずれの乗客の方も、係の方に「ありがとうございました。」とお礼を述べておられたのが、とても印象的でした。

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 約5分で対岸の長浜乗り場に到着です。
 ここからは、道なりに西へ15分ほど歩いて第33番・雪蹊寺に到着しました。14時20分頃です。
 雪蹊寺は、比較的まち中にあって、こじんまりとした落ち着いたお寺でした。

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 第34番・種間寺

  ここから第34番・種間寺への距離も約6キロ強あります。今日の予定では、種間寺参拝の後に、同寺最寄りのバス停16時57分発のバスに乗って市中心部に戻る予定としています。そのためには、遅くとも16時30分には同寺にたどり着きたいところです。14時35分頃に雪蹊寺を出発しました。
 時間的には2時間近くあり余裕はありますが、コースは、平地の宅地地域や田畑を進路を変えながらのルートのようで、道々の表示を見落とさないよう、また、スマホのナビアプリも併用しながら歩き進めました。その甲斐あって、16時前には種間寺に到着しました。

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  予定より早く到着したので、ゆっくりと参拝させていただき、その後、10分ほどの距離のバス停に行きました。
 ここは、以前は市役所の春野支所があり未だ建物は残っていますが、役場機能は移転していて空き家となっておいり、ひと気もない、寂しげなたたずまいでした。写真は無人の旧庁舎です。

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 高知市内はアンパンマン・キャラクターがいっぱい

  高知市中心部に戻りましたが、さすがに少し歩き疲れていたので、ホテルチェックイン後に出かけるのは面倒だと思い、チャックイン前に夕食を済ませることとしました。
 人気のある「ひろめ市場」も覗きましたが、人も多く、要領もよく分からず、落ち着かないので、以前も行った「司」の本店に行くこととしました。
 高知の老舗でもあるし、大阪梅田にも店があり馴染みもあります。一人でも入りやすく落ち着きます。鰹タタキの土佐定食、それに生ビールと司牡丹船中八策です。

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 明日は、高知県では残された最後の寺、青龍寺に参拝します。高知市中心部はアンパンマンキャラクターが一杯。

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