定年モンキー

定年退職後の生活についてのありのままの雑記

初香港(三日目)マカオへ

6月28日(金)

〇今日は、マカオへの日帰り観光。実は、今回の香港旅行で今日が一番不安。と言うのも、先ずはマカオへの船便をつつがなく乗船できるか否か、次にマカオ交通機関の便が良くなく、北側半島エリアのフェリーターミナルと歴史遺産エリアも近くはないこと(にもかかわらず便利な交通機関なし。)、それぞれの歴史的遺産施設の間も相当な距離があること、南側タイパ地区のカジノ等とも相当程度距離があること、そして冬場の時期なら歩きで相当カバーできるものの、現在は歩行に向かない最悪の真夏の時期であること、そして、結局のところ移動はカジノホテルの無料シャトルを利用せざるを得ないところ、これがまた、運航経路、乗車下車地点等がガイドブックにはなく情報不足でよく分からず、ネットで各ホテルの英語での案内を確認せざるこを得なかったこと等、等。

〇 最初はホテルがある九龍半島側のフェリー乗り場から向かうことを考えていたが、現地に来てみると、尖沙咀東にある宿泊ホテルから結構距離があることが分かり、しかも便数も多くなく、結局のところ、香港島の上環近くの乗り場から乗船。

〇 スタバで朝食後、午前8時発の便に乗船。約1時間でマカオ着。フェリー乗り場にあるホテルシャトル乗り場へ。 フェリー出口ではタクシーか何かの客引きが多く、片言の日本語で「・・・ が無料」等と怪しげなことを言って近寄ってくるので、シャトル乗り場への案内表示を落ち着いて確認することもできない。

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◯下船後はゆっくりしていたためか、同じ船の乗船客を乗せたシャトル便は既に出発したようで、最初はバス乗り場に人気もなく30分ほど待つことに。歴史的遺産地区に近いグランドリスボアのシャトルに乗車。リスボアから徒歩10分ほどで歴史的遺産地区の中心地のでセドナ広場に到着。
 ところで、今日のマカオも暑い、蒸し暑い、暑い。しばらく歩いたら、登山をしたような大汗。

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セドナ広場、もう少し歴史的な趣きのある所かと期待していたが、土産屋が軒を連ねる等、余り風情なし。そこから、聖ポール天主堂跡を目指して、北方向へ進む。この聖ポール天主堂跡までの通りも、両側に俗っぽい飲食店やら土産屋等が立ち並び、加えて真夏の暑さや中国人観光客らの大声等による喧騒で風情がない。長崎と五島列島の教会群の界隈の方が、よほど落ち着きがある。個人的感想だが。

が、途中にある聖ドミニコ教会。ここの堂内は外の喧騒とは別世界のおごそかさあり。

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さらに北上すると有名なの聖ポール天主堂跡。残念ながら観光客の写真撮影会場かのよう、仕方ないが。

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2枚目の写真は天主堂跡を裏側から見たところだが、天主堂の左側に見えるのがカジノのリスボアの建物。世界遺産の建物と、現代カジノのケバい建物が相並ぶマカオの象徴的風景かもしれない。

◯その後、セドナ広場へ戻り、反対側南側の遺産群を巡ることに。結果的に言えることだが、この地区の道々は曲がりくねって所々で分岐する等、初めての者には非常に分かりづらい。ガイドブックが案内するような観光スポット巡りは必ずしも簡単でない。道に迷いつつ結局辿りついたのは、この聖オーガスティン教会だけ。

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◯しかしながら、この迷い込んだセドナ広場南側の地域は、北側のように俗っぽく観光化されておらず、昔ながらの、また現在の生活の息遣いが感じられ仲々風情あり。このとき天候も、10分ほど前までがカンカン照りだったのが、突然スコールのような大雨となって軒先で雨宿りを余儀なくされた。このことも、かえって風情を増したかなとの思い。

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◯結局のところ、セドナ南側の散策は聖オーガスティン教会だけで断念。カジノが多い海を挟んで南側にあるコタイ地区へ移動するため、ホテルのシャトル乗り場へ。その途中、セドナ広場とリスボアホテルを繋ぐ通りの半ばにあるエッグタルトで有名なマーガレットカフェ・エ・ナタに立ち寄り。通り北側の路地にあり少し分かりにくい。同じようにアチコチと捜している日本人女性グループもいた。

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ここのエッグタルトは、確かに美味しかった。パイ部はサクサク、タルトは熱々で味は違うがタコ焼きのように食べるのにハフハフ。

〇タイパ地区へは、スターワールドホテルのシャトルを利用することに。リスボアを超えて更に10数分歩くが、事前に調べたところでは、それでもタイパに行くのは、このホテルシャトルが便利だと思えた。タイパのギャラクシー行き。

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しかしながら繰り返しになるが思うところあり。マカオは、公共交通機関としては日本人観光客にとってはハードルが高くて利用しづらいバスしかない。また、タクシーも簡単に捕まらないとのこと。このため、カジノやホテルの無料シャトルが主たる移動手段とならざるを得ない。各種のガイドブックもその旨だけは書いてあるものの、肝心の細かな路線、乗り場、時間等は自力で調べることを余儀なくされ、しかも、ネットでのホテルの英文案内だったりして手間がかかる。カジノシャトルバスの総合案内のようなものがあれば便利だと思うのだが。本来、シャトルがカジノやホテルの客の送迎目的であるため、観光客の移動用として詳しく紹介するのは信義則に反するのかしら。

〇さて、スターワールドから、海を越え、15分ほどでギャラクシーに到着。写真はギャラクシーの玄関ホール。

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◯更に、ここからシャトルを乗り継いで、ショッピングモールも併設されているベネチアン に移動。タイパ地区の循環バスを利用したが、この乗り場がまた離れており、英語の案内を何とか見ながら、ギャラクシーの建物内を何百メートルも移動。バス乗り場に既にバスが停車している。係の女性にこのバスはベネチアンに行くのか聞いたところ「NextStop」とのこと。サンキューと答えてバス乗車。

ベネチアン は、カジノのほか、ベネチアを模して船が行き来できる川もある市街を模したエリア、ショッピングモール、フードコート等があった。が、とにかく、とてつもなく広く、とうとう迷子状態に。最初に下車したシャトルの乗り場が分からない。建物内を移動していては埒が開かないので、暑いけれど建物外周を回ってバス乗り場にようやく到着。

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マカオは疲れた。真夏の暑さ、移動の面倒くささ、迷子になるほどのカジノの広さ・・・。早めに香港へ撤収することに。

香港に戻ってから尖沙咀でホテルの帰路途上にあるスーパーに立ち寄り、フルーツと土産用の出前一丁を購入。下の写真載のセブイレの横のウエルカムというスーパー。

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◯夕食はホテル内イタリアンレストランで済ませ3日目の予定は終了。ここのレストランは「ミストラル」という店名で、地元では有名だそう。この日も宿泊客ではなく地元の会社員らや女子会の予約が相当入っている模様。若い女性がひっきりなしに来店していた。

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パスタ、ピザ、アナザーを含むチンタオビア。とても美味しかった。

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◯最後に本日を踏まえての感想と希望の開陳。マカオの歴史的遺産関係のスポットはほとんど訪れることができなかったので、また、歩きに向いている秋から冬の時期に再訪したい。