6月27日(木)
尖沙咀プロムナード朝散
4時頃目覚め。日本時間なら5時なので、いつも通り。ジョギングする予定だが、夜明けが何時頃か分からない。5時半頃にようやく白々と、外に繰り出す。ホテル横の海沿いプロムナードは最高のジョギングコース。しかし、朝から蒸し暑い💦
2日目の予定は、①風水で有名な郊外にある道教寺院(黄大仙廟)参拝、②星野博子さんのエッセイで紹介されていた香港らしい下町である深水捗(シャムスイポ)の散策、③ペニンシュラでアフタヌーンティー、④オプショナルツアーのビクトリアピークからの夜景鑑賞等。
チャーチャンテンで朝食
出発は7時ころ。最初のミッションは孫らあて絵葉書の投函をホテルフロントに頼むこと。「I’d like to send this postcard to Japan」等と心の中で反芻していたのに、喋る前にフロントに絵葉書を見せた途端、OK! 会話なしにコミュニケーション成立。ちなみに、一枚当たりの郵券代は5$。
先ずは朝食、ホテル向かいの市政記念公園近くのチャーチャンテン(大衆食堂)である豊明苑に挑戦。
メニューの写真入り料理を注文。私は、ピータン入りお粥。相方は海老ワンタン麺。 お粥は熱々、真夏に食べるべきものか迷いもあったが、食感も味も日本のお粥と変わりないとの個人的感想。ワンタン麺の麺は細め、店頭の看板に粉麺とあったのでビーフンでしょう。ワンタンは海老が幾つか入っていてプリプリ。いずれも値段の割には全然美味しいとの個人的感想。
店に入った時は半分くらいは空席だったが、次々と客が入店。一人客は相席も常識のよう。女性の一人客も。一皿に白米とおかずが盛られた定食風の料理、トーストサンド、様々なものを注文されていたが、皆さん、グラスに入った紅茶のようなドリンクを注文されている。
勘定は支払いドル数を書いた勘定書きをテーブルに置いてくれるので焦ることなくお金を準備できる。支払いは店頭のレジで、日本人観光客が見え見えなのでしょう、レジの女性からシェイシェイではなくサンキューと言われる。
黄大仙廟(ウオンタイシン寺院)
朝食後、黄大仙廟参拝のため、東鉄線のホンハム駅へ。途中乗り換えを経て最寄りの黄大仙駅に到着、約15分。
ガイドブックによれば、駅からは多くある標示どおりに行けば簡単とあったが、地上出口に出てからは特に標示は見当たらない。左はショッピングモールの出入口、右は緩やかなスロープの上り、通行人は断然に左が多い。これは、ショッピングモールを抜けて参道があるのだろうと検討をつけ、モール内の人の流れに沿って進む。とこれが、進んだ先のモール出口は大アパートが立ち並び、どうも様子がおかしい。地図をよく確認すれば、反対方向に進んでしまったみたい。人の流れは、この大アパートの住民の動線だったよう。
遠回りしたが何とか門前に辿りつく。が、元々湿気が高いのに真夏の直射日光、暑い、汗、汗が吹き出る。暑さは、線香に火をつけるためのランプ前で並んでいるときピークに。中国人の団体が占拠していて、暑いから早くしてほしい。
線香に火をつけた後、作法は分からないけれど一礼お参りして駅に戻る。何のことはない。最初に右に行けば、すぐ近くだった( ´ ▽ ` )
しかし、暑い中、お参りして何かいいこと、あるでしょう。個人的希望。
深水捗(シャムスイポ)
地下鉄で、黄大仙駅から深水捗(シャムスイポ)駅までは一度の乗換えを経て15分くらいで到着、どんな街並みか地上に上がるのが楽しみ。しかし、駅の改札で上半身裸の男性もおり、何となく想像つく感じ。そして、こんな街並み。
日本で言うなら、鶴橋と、新今宮と、天王寺と、浅草を足して4で割って、パワー的に2を掛けたような雰囲気。本来的な昔ながらの香港の風情だそう。作家の星野博美さんは、著書「転がる香港に苔は生えない」の中で、香港在住中ここの鴨寮街のアパートに住んでいたとのこと。雑多な店が居並んでいるが、平日の午前中というのに多くの人手。街中にあった街市(市場)にも立ち寄ったが、凄い人手。街市では、果物やさんで、オレンジとドラゴンフルーツを購入。店のおばさん、最初は中国語でまくしててていたが、中国人でなく日本人観光客と分かると英語だけでなく片言の日本語も。商魂たくましい。
この街の最後の締めに、NHKの二度目の香港で紹介されていたミシュラン一つ星の屋台風食堂へ。ドギーズヌードル、豚骨スープに讃岐うどんを入れたような食べ物。正直言って、おいしいけれど、特別というほどでもないという個人的感想の開陳。麺をレンゲで食べるのが難しい。
前述の星野博美さんの「転がる香港に苔は生えない」 を読まなければ、この深水捗(シャムスイポ)には来てなかったと思う。香港を理解するのに好著、街の見え方が変わってくる。
ペニンシュラでアフタヌーンティー
地下鉄で深水捗(シャムスイポ)駅からへ尖沙咀駅へ、13時半ころペニンシュラのザ・ロビーへ。アフタヌーンティー。
少しは並んでいたが、開始の2時からのワンクール目には、楽々でテーブルに案内された。
さて、アフタヌーンティーを頼むに決まりきっているのだが、テーブルには英語の意味不明のメニュー様のものが。モジモジしていたら、結局はウエイトレスさんが気配を察してティーの種類を確認に来てくれ、唯一聴き取れたアッサムをお願い。数分後には、ティーとセットを持ってきてくれる。今回、最高級の豪勢。挙句の果てにボーイさんに記念写真まで撮ってもらう。庶民の街の深水捗(シャムスイポ)との落差は大きい。隣席では、何やらビジネスマン・ウーマン風の数名が、ティーしながらビジネスのミーティングでもしているかの様子。
香港島セントラル
アフタヌーンティーで1時間ほど過ごし午後3時ころ、夜のオプショナルツアーまで時間があるので、香港島側に渡り散策することに。
地下鉄セントラル駅から10数分のところにあるミッドレベルエスカレーター。香港島は海岸部からすぐ近くの山とその狭い間にある繁華街・街中の感じが神戸に似ている。坂道が多い。その勾配は神戸より急で、このエスカレーターは坂道を昇降するもの。
エスカレーターを使って元中央警察署や刑務所跡の大館という施設に。しかし、そこまでの半分くらいにわたりエスカレーターが改修工事中で歩いて登ることを余儀なくされる。暑い。
この大館という施設は、1年ほど前にオープンしたようで当初は入場予約制だったらしいが、今では予約なしで入場可。ただし、広いし日本語案内もなく、中の配置などが分かりづらい。下の写真は、刑務所の監房棟に使われていた建物。2階建で中央廊下部分が吹抜けになっている。日本の明治期に建設された刑務所も、西洋に倣っていたことから、多くはこのような吹抜け構造になっていたはず。
この後、暑い中ではあるが埠頭まで歩いて、スターフェリーに乗り九龍半島側に戻ることに。途中で立ち寄った文部廟、文部両道とのことで、武では三国志の関羽をまつっているとのこと。
香港島セントラル側のスターフェリー乗り場。
今回の旅行ではJTBから、特典として、オクトパスのほか、スターフェリーとトラムの無料乗車券が付いていたので、無料乗車券を使っての乗船。
夜景、ビクトリアピーク
さて、九龍半島側に渡ってからはホテルへ一旦戻って休憩。次は、「香港キラキラ夜景バス」ツアー、19時に近くのカオルーン・シャングリアのロビーで集合。
ツアーの参加者は私達ほか3組。バスで九龍半島側から地下トンネルで香港島へ。島の裏側というか南側にある水上レストランが望める展望所が最初の立ち寄り地。
ここのレストランは超高級で高いそう、しかし最近は赤字続きだそうな。ちなみにJTBの現地ガイドさん、博識の上、日本語がうまい。香港の歴史や現状の政治事情等もよく説明してくれる。ちなみに、香港ネイティヴは、必ずしも中国共産党に悪イメージはないとのこと。今の学生のデモ等も英国統治下では押さえつけれられて起こりようも無かったとのこと。
〇次は、山上夜景観賞スポットのビクトリアピークへ。山上の展望台付近は観光客でごった返していた。30分の自由時間があり、その際の展望台からの風景は次の写真のとおり。
時間は、ちょうど20時頃でシンフォニーライツの時間帯のはずだが、山上からは音楽も聞こえず、通常の夜景。その後、下山して九龍半島側に渡り、尖沙咀プロムナードから香港島の夜景を見てツアー解散。
二日目の予定終了、明日は日帰りマカオ。