定年モンキー

定年退職後の生活についてのありのままの雑記

定年後のTOEIC③(初のL&R試験)

  受験準備と目標

 前回ブログのとおり、腕試しに受験したブリッジ試験の結果が、L&Rにスコア換算すれば570点相当とのこと。これで、気おくれ等もなくなり、L&R本試験を受験・チャレンジすることとしました。ブリッジ試験からの換算値からして、目標は600点超とと考えました。

 さて、先ずは受験対策のための情報収集ですが、ネットで調べたり、書店の立ち読みを繰り返し、基本の学習書として、評判の高かった、
① TEX加藤さんの「出る単特急金のフレーズ」
② ジャパンタイムス社の「新形式精選模試」のリーディング・リスニング各編
を買い求めました。このうち②書については、それぞれ模試が5回分収録されており、問題数とコストパフォーマンスの点で魅力あり、比較的高価な「公式問題集」と比べても劣る点はないとの評価の情報もあったので選びました。

 受験は10月28日と決め、半年くらいの間、仕事や生活の合間に時間を取りながら相応の勉強もしました。①書は、主に通勤時にスマホを併用しながら、②書は主に休みの日に行いました。ある程度、勉強を積んだ後の②の模試の出来栄えは、まぐれ当たり(リーディングで時間内にできなかった問題について、4分の1の確率での正答見込みとなることも含む。)も入れて60%くらいの正答率。この結果からも、目標の600点は現実的な目標と再認識できました。

 初めてのL&R試験

 受験地は兵庫県。試験場所は、会場になりそうな県内の大学等の所在地からして西神の学園都市か、ポートアイランド辺りかなと想像していました。しかし意外にも六甲アイランドの複合ビル。下の写真は、JR神戸線住吉駅から六甲アイランドへ向かう六甲ライナーの車窓風景。遠くに見えるのが六甲山です(六甲ライナー初乗車)。

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 試験会場は、複合ビルの大きなカンファレンスルームのような部屋で数百人の受験者がいたと思います。ブリッジ試験のときは意外に私のような中高年者も多数おられたところ、この試験でも、やはり一定数の中高年者の方はおられましたが、大半は若い人たちだと見受けられました。
 みっともない話ですが、年齢を重ねるに従いトイレが近くなっており、2時間余りトイレに行けないということは、私にとっては心配のタネです。朝から、カフェインの入ったコーヒー等はもとより飲料も少なめにして、また、トイレも試験前・直前まで何度も重ねて用を足し備えました。情けないですが現実です。

 さて、初受験の顛末。
 前半のヒアリング、確実に正答数を稼ぎたいと考えていたのがパート2。予習段階では練習問題の7~8割は聞き取りも概ねできて正答が得られていた状況でしたが、それが5割くらいしか正答の確信が持てない感触。最初から大きな誤算でした。続くパート3,4は予習段階からほとんど聞き取れていないのですが、それに輪をかけて聞き取れない、ほとんど聞き取れない理解できなかった感触の問題ばかりと言っても過言でない状況。要するにリスニングはサッパリの感触でした。

 しかし、この種の試験は、あきらめたら終わりで、一つでも正当を積み上げる者が勝ちだという若い時の経験もあり、次のリーディングに臨むこととしました。最初のパート5は、リスニングのパート2同様に確実に正答を稼ぎたいと考えていたところであり、同時に後の長文読解に備えるためとにかく短時間で回答を進めていくことに心がけました。結果、正当できたと手応えのあったのは半分にも満たない感触。事前の練習問題の手応えより悪い。しかし、あきらめずにパート2以下に臨みました。
 パート3,4の長文読解は、事前の模試で試した結果とほぼ同感触の手応え。模試では残り15問から20問くらいを残す(回答は塗り絵)ことが多かったところ、88問くらいまでは取り組めたので、ここのところは、あきらめない粘りが少しは効いたかもしれません。

 さて、試験終了。
 体力的なものを言えば、1時間のブリッジ試験でも疲れたので、2時間も集中力が持つか否か精神的に厳しいと覚悟していましたが、思いのほか集中できました。もっとも、ほかに何もすることができない環境下だからだと思いますが。また、事前に心配していたトイレも思いのほか大丈夫でした。
 一方において試験の結果です。全体の手応えとしては、リスニングが非常に悪く、リーディングもパート5の手応えが悪かったので、事前の模試600点くらいの結果からして、目標の600点は難しいという感触。現実は厳しいと落ち込み気味でした。試験後も、ややモチベーションは下がり気味、テストの結果を見るのが憂うつでした。

  試験結果

  ところがです。テスト結果は下の写真のとおり、目標600点を大きく上回る690点。ブリッジのときと同様、正直言って、試験後の不出来の感想は素朴な実感だったので、全くの嬉しい誤算。リスニングも聞こえなかった割には高い得点で、また、リーディングは勉強成果以上の結果だと思われました。全体の平均点も599.5点ということでしから、意外なほどの好成績でした。

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 さて、手応えに反して良かった成績ですが、これでモチベーションが再び上がったことは間違いありません。勉強成果の貯金が頭に残っている早いうちに再度トライしようと決めました。このままなら、700点超えから750点くらいも非現実的ではないとの思いです。
 今回の試験直後の手応えからして、リスニングが特に課題と認識。得点もリスニングの方が伸びやすいとの情報も多かったので、リスニング対策を重ねて、平成31年1月に再挑戦することとしました。

 しかし、現実は甘くないことを知らしめされる2回目の試験結果となるのです。

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定年後のTOEIC②(ブリッジ試験)

 前回のブログのとおり、TOEIC試験の導入的な位置づけにあるブリッジ試験の存在を知り、これならと思って受験したのが2018年3月18日のことです。

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 この日に備え、3か月ほどは通勤時や休みの日に勉強もしました。TOEICのサイトによれば、180点満点の150点以上であれば、本試験L&Rにスコア換算470点相当となり、同L&R試験の受験を薦めているとのことであったので、目標は150点に置いていました。そして、勉強の甲斐もあって、事前の幾つかの模試では8~9割方は正答できたと思える状況にはなっていたので、相応の自信をもって試験に臨みました。

 こうした公の会場での試験は、若い時の資格試験や公務員試験以来で新鮮味と緊張感もありました。また、ブリッジ試験は、若い高校生や大学生が中心との情報も目にしていたので、試験会場へ赴くに当たっては気恥ずかしさもあったのですが、実際には、私のような中高年者も多数おられ、この点では一安心したこと覚えています。
 試験の内容は、リスニング(約25分間・50問)、リーディング(35分間・50問)、1時間で100問に答えるマークシート方式のテストです。本試験L&Rの半分になります。

 さて、このブリッジ試験の顛末です。
 L&R試験の半分とは言え1時間集中することにも疲れました。その上、模試のときとは異なり、できたと手応えのある問題は少なく(正当と自信があるのは半分くらいの感覚)、特にリスニングが聞き取れないところが多々ありました。
 このため、試験後は、事前の自信もやや打ち砕かれ落ち込み気味。目標の150点は厳しいとの感触で、仕方がない、ブリッジ試験に再チャレンジしようとの思いでした。

 ところがです。一月後くらいに郵送されてきたテスト結果によれば、180点満点の162点、全体の上位4%以内の成績。正直言って、試験後の不出来の感想は素朴な実感だったので、全くの嬉しい誤算。意外なほどの好成績でした。
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 主催者提供の資料によれば、本試験L&Rにスコア換算すれば570点相当とのことだったので、これで、本L&R試験を受験することに気おくれ等もなくなり、チャレンジすることとしました。
 本当に振り返って見れば、モチベーションをアップさせるたに、このブリッジ試験は貴重な機会だっと思います。 

 

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定年後のTOEIC①(受験のきっかけ)

 定年後に初めてTOEIC試験を受験しました。

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 きっかけはと言えば、・・・・
 何とか英語はモノにしたいと思い続けながらも現在に至るまで相変わらずサッパリの状態、
 定年となり60過ぎの年齢を迎え、これから海外旅行も行きたいし最低限の会話はできるようにしたいと思っていたこと。もちろん、老年期に向かっていることは感情的には認めたくないけれど、頭の老化防止というような思いも潜在的にあることは否定できません。

 定年になる数年前から、毎日のように例えばNHK語学を聴きながらの通勤を続けてきているものの、およそリスニング始め英語力が向上しているとは思えない。そんな状態が続いていました。
 定年後の再就職1年目になっても、相変わらず通勤時等のNHK語学等を続けていましたが、効果が上がらないので、他に何か適切な教材はないものかとスマホのアプリを検索していたところ、「TOEIC English Upgrader」という学習ツールを見つけ、何日か聞いていました。そうしたところ、そのエピソードの一つに「英語学習アドバイス」というものがあり、その中で「TOEICブリッジ」という英語入門者向のテストがあると紹介されていました。

 言い訳になってしまいますが、色々な事情もあって大学受験というものを経験していません。その結果として、受験英語学習をしていなかったので、単語の語彙量なり基礎的な文法力なりが圧倒的に乏しく、あるいは、そのように思い込み、英語に関しては劣等感なような意識を持ち続けていました。
 TOEICテストのことは、それまで聞いたことはありましたが、英語がペラペラの海外をまたにかけるビジネスマン等が対象であって、自分にはおこがましい無縁なものと思っていました。

  さて、このような経緯で、TOEICブリッジという導入的な位置づけの試験があると知り、これならと思いました。このときが、2017年末頃のことです。早速、受験要領を調べると、折しもタイミングよく年明けの3月頃にテストがあるとのこと。受験の申し込みをし、また、書店で受験対策用の参考書を買い求めることとしました。書店でTOEIC本コーナーに立ち寄るのは初めてで、私のような年配者が覗くようなコーナーとは思えず気恥ずかしさがあったことを覚えています。
 とにかく、基本的な文法参考書と、下の写真のようなブリッジ対策参考書を購入し、一応の勉強はして試験当日に臨むことになりました。
 しかしながら、今から思えば、このTOEICブリッジ試験との出会いは小さくありませんでした。英語力の向上の程度はともかく、これ以降、英語学習とTOEIC試験のチャレンジのモチベーションは一応継続しているからです。

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南部(みなべ)梅林

平成31年2月17日

暖冬と思われる今冬、が、ここ数日が今冬で一番冷え込んでいるような感じです。そんな中、春の気配を確かめに観梅に。妻の事前リサーチのお薦めにより和歌山県のみなべ梅林です。

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 自宅を6時過ぎに出発。阪神高速3号線から大阪市内に入って中の島付近のビル街を背景に、ちょうど太陽が昇ってくるタイミング。

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 阪和道のみなべインターチェンジを出てから、一般道を約2キロ余り(時間にして10分ほど)で麓にある梅林の山の入口(取付き口)の駐車場に到着。午前9時頃。明石の自宅から、途中休憩時間を除くと2時間45分ほどだったでしょうか。観梅のハイシーズンなのでしょう、朝早いこの時間帯にもかかわらず、幾つかある駐車場もほぼ満車になりかけていました。

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 駐車場から歩いて5分ほど、梅林の小山の麓近くにある売店「かたやま」。名物はいももち。妻の事前リサーチによれば、ここが一番のお薦めとのこと。一つずついただきました。

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tabelog.com

 「かたやま」を更に登り進めば梅林入口。入山料は大人300円。

ここの梅林は、事前に漠然と思っていたより広大で、幾つかの小山の斜面には梅の木が立ち並んでいます。散策路は長いもので約2.7キロもあるとのことですが、梅の花を見ながら歩いているとアッというまでした。

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  帰路に立ち寄った和歌山ラーメンの老舗、井出商店。昼どきで行列も20人近くいたが、とても回転が早い。 中華そばと早寿司(鯖の押し寿司)。ラーメンはもとより早寿司もおいしかった。ラーメンは徳島ラーメンと同じ系統なのかしら?
 帰宅後は、土産に買った白浜の地ビールです。

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四国遍路 第82番・根香寺と第84番・屋島寺

 始発バスで第82番・根香寺へ 

  平成31年2月10日(日)。早朝の高松駅バスターミナル、寒ざむとしています。昨日は曇りがちで小雨もぱらつく天候でしたが、今日は良さそうです。
 6時50分発の高松駅バスターミナル始発バスで五色台にある根香寺登山口へ。このバスは、高松市を西の方へ向かうバスですが、途中、20年前に高松で勤務していた際の居住地、西宝町を通過し、懐かしい思いで車窓の風景を眺めていました。

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 7時20分頃、登山口最寄りバス停である根香口に到着。この登山口からは、主に自動車道路を進むこととなりますが、遍路道でもないので、案内標が多くあるわけでもなさそうだし、スマホのマップアプリのナビを参考にしました。ところが、近道となる抜け道をナビしようとしたみたいで、実際は行ってみると通行止め。これが原因で道を誤り、たまたま通りがかった地元の方に尋ねて元のルートに戻るまで約30分のタイムロスを余儀なくされました。
 ちなみに、通常なら、五色台上にある第81番の白峯寺に参拝したら、その後、同じ山にある根香寺にも足を伸ばすことが、非常に効率的で常識的かと思います。しかし、私が白峯寺に参拝したときは、この遍路を始めた直後のことで、十分に調べることもなかったので、そうした意識は皆無でした。後々、再び五色台を登らなければならないことを後悔し、そうしたことから、根香寺はずっと気になっていた寺です。また、今回、根香口から参拝することとなったのも、こうした事情があったからです。
 さて、道中、高度を稼ぐごとに、眼下の市街地や瀬戸内海、みかん畑の風景を楽しむことができます。この道を登るのも悪くありません。

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 元のルートに復帰後は着実に登りを続け高度を稼ぎ、9時ごろには根香寺に到着しました。タイムロスが無ければ1時間10分程度の所要時間かと思います。
 山門前には、伝説上の人喰い牛鬼の像がお出迎えです。深閑としたたたずまいの中にあるお寺です。

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寺には次のような伝説があります。昔、青峯山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治してもらうことしました。しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。すると21日目の満願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。その角は今でも寺に保存されています。また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。
出典 四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ:第82番札所 青峰山 千手院 根香寺

 

 根香寺から鬼無駅

 山寺ではいつものことですが、次に進む遍路道や登山道の取り付け点探しに苦労することが、私の場合は多いのです。一様には言えませんが、案内表示などが必ずしも丁寧でない所もあるように思えます。
 今回の根香寺参拝も、私はノーマルな第81番の白峯寺からの遍路道をたどってきたのではなく、イレギュラーな根香口からの直行路です。
 そして、あちこち探したところ、往路時に通らなかった山門脇の余り目立たないところに次の一宮寺への進路表示ステッカーが貼ってありました。何はともあれ、先に進む道を確認できて一安心。次の一宮寺への遍路途上にある鬼無駅へ急ぐこととしました。
 根香寺を9時20分頃に出発です。
 鬼無駅まで、ガイドブックでは1時間45分を要するとありましたが、五色台を下る遍路道は、下りにしては歩きやすい道で、歩を速めた結果、鬼無駅には10時30分頃に着きました。
 この道中、梅が咲いていて春の兆しが感じられたり、麓の鬼無は盆栽の里だそうで、そうした植栽園が幾つもあって、なかなか楽しい道中でした。

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 鬼無駅は、下の写真のような駅舎ですが無人駅です。入場する際にはアイシーカードのタッチパネルもあり、イコカをタッチしました。ところが、後に下車する屋島駅ではアイシーカードが使えず、しかも屋島無人駅のため、後で高松駅で入場情報の消去をしてもらう手続きが必要となる等、余計な手間を余儀なくされました。参考まで。

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 高松駅のうどんとアンパンマン列車

  さて、次は、今回の遍路旅の最後の参拝寺となる第84番・屋島寺へ向かうこととしました。
 鬼無駅10時38分発の列車で高松駅には10分ほどで到着。屋島へは11時11分発の高徳線列車に乗り継ぐのですが、時間があったので、駅構内の立ち食いうどん店で腹ごしらえをしました。とり天うどん500円。立ち食いにしては少し高い?感もしましたが。

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 構内には、松山行の特急いしづちが停車中。これがアンパンマン仕様の特別列車。JR四国は、作者「やなせたかし」の出身地である高知県だけでなく、全四国的にアンパンマンをイメージキャラクターとして前へ押し出しているようです。

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 第84番・屋島寺

  高松から高徳線屋島駅で下車。同駅前から屋島山上行きのシャトルバスに乗って屋島寺へ向かいました。このバスは、料金は100円だし、とっても便利と思いますが、案外に乗客は数人でした。
 屋島寺は、やはり20年前に高松で赴任中に来たことがあり、狸の像などがその当時のことを思い出させました。
 また、山上からの眺めは格別で、西には、午前中に上ってきた根来寺がある五色台が望めます。

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 今回の旅の終わり

  屋島から高松駅に戻ってきたのは13時過ぎころ。14時55分発神戸方面行の高速バスに乗車予定。
 この時間のうちに、今、一度さぬきうどんをと思い、高松勤務中のランチによく通った兵庫町商店街のセルフ店「うどん市場」に行きました。かけ小とコロッケで280円でした。今でこそ、チェーン店の全国展開により、セルフのうどん店も全く珍しくありませんが、20年前にこの店に来たときは、初めて経験するセルフの勝手の違いや、安さに驚いたものでした。

 

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 最後に妻から頼まれた「かまどや」のパイ菓子を土産に買って高速バスに乗り込みました。今回の区切り打ちで、高知県を終えることができ、残りは香川県の11寺だけとなって結願までの先が見えてきました。私にとっては結願の楽しみが現実的となる意義ある巡礼の旅でした。

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(参考・かまどパイ)https://kamado.co.jp/item/kamadopai/




 

 

 

四国遍路 第83番・一宮寺

 最後の香川県の旅のリ・スタート

  平成31年2月9日(土)の午後からのこと。この日の午前中は、高知の第36番・青龍寺の参拝を終え、いよいよ残すは香川県内を残すのみとなっていました。
 高知を13時30分発の高松行きの高速バスに乗り込み、市中心部から南にある第83番・一宮寺参拝のため、駅前までは行かずに駅の南にあるゆめタウン前で下車することとし、同停留所には15時35分頃に到着。そこから第83番の一宮寺へ向かうこととしました。
 香川県遍路旅のリ・スタートです。
 四国遍路を始めたのは平成26年のとき。5年前ですね。そのときは、任地が福岡で年末の休暇期間中の帰省時に香川県に寄り道し、第75番・善通寺に参拝、納経帳、納め札、白衣などを買いそろえてスタートしたのが始まりです。その頃の時期に、第81番・白峯寺まで参拝し、その後は他県の寺を参拝していました。他の三県をすべて終え、再び香川県に戻ってくることが一つの目標でしたが、ようやく、そのときが来ました。

 第83番・一宮寺

 さて、ゆめタウン前から一宮寺までは南へ約4キロ。小雨がぱらついてきましたが、夜には旧友との飲み会があり、事前にホテルの風呂で汗を流しておきたいとの思いもあったので、一宮寺へは急ぎました。残念ながら、小雨ぱらつく天候で冷え冷えとしていましたが、歩を早めたので額から汗が浮くような状態。16時20分頃に到着しました。

 

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 高松市の中心部に近い位置に所在していますが、周辺は雑然としたところはなく閑静なところです。

 琴電高松駅

  一宮寺での参拝を終え、さらに南へ10分ほどのところにある琴電一宮駅から電車にのり、ホテルのある高松市中心部へ向かいました。

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 高松市は、かつて20年くらい前に勤務し居住していた街、琴電もそとのとき以来、懐かしい。イコカが使えたのも、よい意味での想定外、少し感動。
 琴電の終点は高松築港駅。下車後、ホテルにチェックインする前に、明日参拝予定の根香寺方面のバス乗り場、また、帰路の高速バスの乗り場を確認のためJRの駅前へ。ところが、琴電駅前付近は20年前と変わっていなかったものの、JR駅前付近は再開発・建替え等により大きく変貌しており、驚くとともに、方向感覚も分からなくなったくらいでした。20年前とは見違えるようです。

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 成田家

 さて、夜は、かつて高松等で共に仕事をした旧友と酒食を共にすることができました。場所は、ライオン通りの南端にある焼き鳥の成田家です。
 ホテルから、成田屋へは、兵庫町やライオン通りの商店街を通って行きましたが、ライオン通りは20年前とは変わらず、よく通った老舗うどん店の「川福」の赤ちょうちんも健在。懐かしい思いでした。
 そして成田家も20年ぶりの訪問。1階も2階の雰囲気も当時とは変わっていないように思えました。ここは特にカワが名物ですが、いずれにせよ高松では有名なお店です。
 明日は、早朝から、先ずは五色台に登って根来寺に参拝する予定としています。

成田家
〒760-0045 香川県高松市古馬場町14-16
2,500円(平均)670円(ランチ平均)

川福 本店
〒760-0042 香川県高松市大工町2-1
2,500円(平均)700円(ランチ平均)

 

四国遍路 第36番・青龍寺

  宇佐行きのバス「スカイライン入口」バス停から青龍寺

   平成31年2月9日(土)。昨日に続き、高知市周辺の寺の参拝ですが、今日は第36番・青龍寺に参拝します。これで、高知県内は終えることとなる最後の寺です。
 高知駅前のバスターミナルから始発の7時発宇佐行きに乗車、1時間足らずの午前8時前にスカイライン入口バス停に到着、下車。ここから、宇佐大橋を渡って、対岸の横浪半島の海沿いの道を進み、青龍寺を目指します。この日は、小雨交じりの曇りの天候で、昨日と異なり、高知でも肌寒い日でした。
 ちなみにバス停の「スカイラン」とは対岸の横浪半島の海沿いを走る道路「横浪黒潮スカイライン」にちなんでいるようです。

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 バス停付近から見た宇佐大橋青龍寺のある対岸の横浪半島です。写真の右から左方面へ、さらに奥部へと歩きすすんでいきます。

 第36番・青龍寺

  宇佐大橋を渡って海沿いのスカイライン道を進んでいきます。30分くらい歩いて右手に三陽荘という比較的大きなホテル・食堂があり、そのすぐ先でスカイラインと別れ右手に進路を取り、青龍寺へと向かいます。
 8時45分頃に青龍寺に到着しました。 山門の向こうは長い石段です。
 事前に何かで読んでいましたが、この長い石段を、明徳義塾在校時の元横綱朝青龍が駆け上っていたとのこと。朝青龍のしこ名は青龍寺に由来していたのでしょうね。

 

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 参拝後の帰路は、来た道を「スカイライン」バス停まで取って戻します。帰路の高知中心部方面へのバスの時間が10時22分発のため、ゆっくりと参拝し、また、途中の公園等にも立ち寄りながらバス停に向かいました。
 帰路の途上にある下の写真の浜では、地元の明徳義塾の生徒がランニング等の訓練をしていました。(写真では、左下の塩粒くらいに写っているのが明徳の生徒さんたちです。)

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 それでも、バス停には10時前に到着。まだ時間に余裕があり、バス停でじっと待っているのも寒いので、先のバス停まで歩くこととしました。できればホエールウオッチングの乗船場である宇佐しおかぜ公園まで歩こうと思ったのですが、時間切れで、その一つ手前のバス停(橋田)でバスに乗車しました。

www.attaka.or.jp

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 高知城鍋焼きラーメン

 高知の中心部には11時過ぎに着きましたが、午後からは13時30分発の高速バスで高松へ移動する予定としていました。後、2時間余り、昼食と、妻から頼まれた土産物を買うことのほか、人生で最後の高知滞在となる可能性大なので、やはり最後に高知城のお姿を拝んでおくこととしました。
 高知城には、20代の頃に、高知出身の先輩宅のところにお邪魔した際に案内していただき城内も見学したのですが、今回は時間の関係もあるので外から雄姿を拝むだけにしました。
 高知城公園内に入ってすぐのところが、お城が立派に望める撮影ポイントかと思われます。それにしても、高知城の姿は、やはり美しいですね。
 その前には、誰かの銅像。右手を前方に差し出すポーズからし板垣退助だろうと思ったところ、やはり板垣でした。桂浜の坂本竜馬、室戸の中岡慎太郎、それに駅前の武市半平太を加えた三人の像は知っていましたが、板垣さんの像は初めて見ました。やはり、竜馬らの志士とは異なり、山内家の官僚だったので城内に像が建てられたのですかね。

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 最後の高知での昼食は何にしようかと思案しました。カツオたたきや餃子も有名ですが、これらは高知以外でも食べることができます。肌寒いこの日、そうだ、今日訪れた青龍寺にもほど近い須崎の鍋焼きラーメンと思いつき、早速、スマホでチェック。高知市内に幾つかある店のうち、開店時間と場所の関係から、高知駅すぐ北にある「千秋」というお店でいただきました。15分ほどの行列待ちもあったし、店内は一杯で繫昌しているようです。鍋焼きラーメン大700円とミニライス70円をいただきました。

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鍋焼きラーメン 千秋
〒780-0062 高知県高知市新本町2-15-11
750円(平均)750円(ランチ平均)

 最後は、高知駅内の土産物屋さんで妻から頼まれた「かりんとう」の購入。明日も高松で歩くので、荷物にならない小袋を買うことにしました。

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 そして、13時30分発の高速バスで高松へ。高松に到着後は、市中心部の近くにある83番・一宮寺に参拝予定です。この続きは次のブログで書くこととします。