定年モンキー

定年退職後の生活についてのありのままの雑記

京都 大徳寺・大仙院

 令和3年某日。
 妻方のご親戚の墓参りのため、京都大徳寺を訪れた。寺の名前だけは聞いたことがあったが、訪れるのは初めてのことで、高名な禅宗寺院であること(事後的に知った)を始め何らの予備知識もなし。
 境内には、大きな山門や仏殿等があるほか、多くの塔頭が立ち並んでいました。墓参したのも、それら塔頭の一つの墓地。

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 墓参を終え、折角の機会なので、境内を散策することに。本当に予備知識が無い状態なので、あてもなく奥部へと歩を進めていきます。
 そうしたところ、最初に目を引いたのが、ある塔頭の門前にあった「石田光成公御墓地」との石碑でした。帰宅してから調べたところ、「三玄院」という塔頭で、光成が建立したとのこと。残念ながら、「拝観謝絶」との掲示があり、光成の墓を目にすることは叶わなかった。
 この後に、やはり塔頭の一つである「大仙院」を拝観した際、案内の方から教えていただいたが、大徳寺の各塔頭には、光成以外にも、高名な武将等の墓が多いとのことだった。

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 三玄院前を後にして、さらに境内を奥の方へ歩を進めていくと、塔頭の「大仙院」前に行きつき、拝観可能とのことなので、拝観させていただくことに。  

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  当日は、法事で訪れている方以外に観光客もなく、係の方が院内を案内していただいたが、大仙院が、枯山水庭園で高名であること、千利休や沢庵和尚ゆかりであること等、少し恥ずかしながら、初めて知ることばかりだった。特に、庭園の石庭については、いつもは何も分からずに何らの感銘もなく眺めるだけでしたが、その設計制作の趣旨・意図等の説明を受け、少しながらも関心をもって鑑賞することができた。

 拝観を終え、受付において、院内にも展示してあった掛軸の揮毫を記した「壇越歌」(だんのつか)という色紙を購入。
 そのとき、偶然にも、法事を終えたばかりの有名な尾崎宗園住職が居合わせ(実は、その時点では有名な住職ともつゆ知らず、帰宅後に後付けで、テレビ出演等も多く、有名な方と知ったもの。)、色紙の裏面に、その場で特に揮毫していただけた。「人生 常にこれから」「ヤレヤレと思うな」とのお言葉は、定年して数年の自身の身にかんがみ、染み渡るお言葉であり、明日からの人生に良いきっかけをいただいた。ありがとう。 

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 さて、墓参・拝観を終え、門前にあった精進料理の「大徳寺 一久」で昼食。

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 案内されたのは、下の写真のような個室の座敷でした。有名な大徳寺納豆も一粒いただきましたが、結構、塩辛い。しかし、お店の方の話によると、特に塩分が多いわけではないとのこと。

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 京都訪問の際は、常ですが、帰路に伏見の黄桜に立ち寄って、クラフトビールを土産に帰宅した。 

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