定年モンキー

定年退職後の生活についてのありのままの雑記

南部(みなべ)梅林

平成31年2月17日

暖冬と思われる今冬、が、ここ数日が今冬で一番冷え込んでいるような感じです。そんな中、春の気配を確かめに観梅に。妻の事前リサーチのお薦めにより和歌山県のみなべ梅林です。

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 自宅を6時過ぎに出発。阪神高速3号線から大阪市内に入って中の島付近のビル街を背景に、ちょうど太陽が昇ってくるタイミング。

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 阪和道のみなべインターチェンジを出てから、一般道を約2キロ余り(時間にして10分ほど)で麓にある梅林の山の入口(取付き口)の駐車場に到着。午前9時頃。明石の自宅から、途中休憩時間を除くと2時間45分ほどだったでしょうか。観梅のハイシーズンなのでしょう、朝早いこの時間帯にもかかわらず、幾つかある駐車場もほぼ満車になりかけていました。

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 駐車場から歩いて5分ほど、梅林の小山の麓近くにある売店「かたやま」。名物はいももち。妻の事前リサーチによれば、ここが一番のお薦めとのこと。一つずついただきました。

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tabelog.com

 「かたやま」を更に登り進めば梅林入口。入山料は大人300円。

ここの梅林は、事前に漠然と思っていたより広大で、幾つかの小山の斜面には梅の木が立ち並んでいます。散策路は長いもので約2.7キロもあるとのことですが、梅の花を見ながら歩いているとアッというまでした。

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  帰路に立ち寄った和歌山ラーメンの老舗、井出商店。昼どきで行列も20人近くいたが、とても回転が早い。 中華そばと早寿司(鯖の押し寿司)。ラーメンはもとより早寿司もおいしかった。ラーメンは徳島ラーメンと同じ系統なのかしら?
 帰宅後は、土産に買った白浜の地ビールです。

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クラフトビール・地ビール 製造販売 南紀白浜 ナギサビール株式会社 公式ホームページ

 

四国遍路 第82番・根香寺と第84番・屋島寺

 始発バスで第82番・根香寺へ 

  平成31年2月10日(日)。早朝の高松駅バスターミナル、寒ざむとしています。昨日は曇りがちで小雨もぱらつく天候でしたが、今日は良さそうです。
 6時50分発の高松駅バスターミナル始発バスで五色台にある根香寺登山口へ。このバスは、高松市を西の方へ向かうバスですが、途中、20年前に高松で勤務していた際の居住地、西宝町を通過し、懐かしい思いで車窓の風景を眺めていました。

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 7時20分頃、登山口最寄りバス停である根香口に到着。この登山口からは、主に自動車道路を進むこととなりますが、遍路道でもないので、案内標が多くあるわけでもなさそうだし、スマホのマップアプリのナビを参考にしました。ところが、近道となる抜け道をナビしようとしたみたいで、実際は行ってみると通行止め。これが原因で道を誤り、たまたま通りがかった地元の方に尋ねて元のルートに戻るまで約30分のタイムロスを余儀なくされました。
 ちなみに、通常なら、五色台上にある第81番の白峯寺に参拝したら、その後、同じ山にある根香寺にも足を伸ばすことが、非常に効率的で常識的かと思います。しかし、私が白峯寺に参拝したときは、この遍路を始めた直後のことで、十分に調べることもなかったので、そうした意識は皆無でした。後々、再び五色台を登らなければならないことを後悔し、そうしたことから、根香寺はずっと気になっていた寺です。また、今回、根香口から参拝することとなったのも、こうした事情があったからです。
 さて、道中、高度を稼ぐごとに、眼下の市街地や瀬戸内海、みかん畑の風景を楽しむことができます。この道を登るのも悪くありません。

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 元のルートに復帰後は着実に登りを続け高度を稼ぎ、9時ごろには根香寺に到着しました。タイムロスが無ければ1時間10分程度の所要時間かと思います。
 山門前には、伝説上の人喰い牛鬼の像がお出迎えです。深閑としたたたずまいの中にあるお寺です。

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寺には次のような伝説があります。昔、青峯山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治してもらうことしました。しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。すると21日目の満願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。その角は今でも寺に保存されています。また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。
出典 四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ:第82番札所 青峰山 千手院 根香寺

 

 根香寺から鬼無駅

 山寺ではいつものことですが、次に進む遍路道や登山道の取り付け点探しに苦労することが、私の場合は多いのです。一様には言えませんが、案内表示などが必ずしも丁寧でない所もあるように思えます。
 今回の根香寺参拝も、私はノーマルな第81番の白峯寺からの遍路道をたどってきたのではなく、イレギュラーな根香口からの直行路です。
 そして、あちこち探したところ、往路時に通らなかった山門脇の余り目立たないところに次の一宮寺への進路表示ステッカーが貼ってありました。何はともあれ、先に進む道を確認できて一安心。次の一宮寺への遍路途上にある鬼無駅へ急ぐこととしました。
 根香寺を9時20分頃に出発です。
 鬼無駅まで、ガイドブックでは1時間45分を要するとありましたが、五色台を下る遍路道は、下りにしては歩きやすい道で、歩を速めた結果、鬼無駅には10時30分頃に着きました。
 この道中、梅が咲いていて春の兆しが感じられたり、麓の鬼無は盆栽の里だそうで、そうした植栽園が幾つもあって、なかなか楽しい道中でした。

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 鬼無駅は、下の写真のような駅舎ですが無人駅です。入場する際にはアイシーカードのタッチパネルもあり、イコカをタッチしました。ところが、後に下車する屋島駅ではアイシーカードが使えず、しかも屋島無人駅のため、後で高松駅で入場情報の消去をしてもらう手続きが必要となる等、余計な手間を余儀なくされました。参考まで。

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 高松駅のうどんとアンパンマン列車

  さて、次は、今回の遍路旅の最後の参拝寺となる第84番・屋島寺へ向かうこととしました。
 鬼無駅10時38分発の列車で高松駅には10分ほどで到着。屋島へは11時11分発の高徳線列車に乗り継ぐのですが、時間があったので、駅構内の立ち食いうどん店で腹ごしらえをしました。とり天うどん500円。立ち食いにしては少し高い?感もしましたが。

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 構内には、松山行の特急いしづちが停車中。これがアンパンマン仕様の特別列車。JR四国は、作者「やなせたかし」の出身地である高知県だけでなく、全四国的にアンパンマンをイメージキャラクターとして前へ押し出しているようです。

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 第84番・屋島寺

  高松から高徳線屋島駅で下車。同駅前から屋島山上行きのシャトルバスに乗って屋島寺へ向かいました。このバスは、料金は100円だし、とっても便利と思いますが、案外に乗客は数人でした。
 屋島寺は、やはり20年前に高松で赴任中に来たことがあり、狸の像などがその当時のことを思い出させました。
 また、山上からの眺めは格別で、西には、午前中に上ってきた根来寺がある五色台が望めます。

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 今回の旅の終わり

  屋島から高松駅に戻ってきたのは13時過ぎころ。14時55分発神戸方面行の高速バスに乗車予定。
 この時間のうちに、今、一度さぬきうどんをと思い、高松勤務中のランチによく通った兵庫町商店街のセルフ店「うどん市場」に行きました。かけ小とコロッケで280円でした。今でこそ、チェーン店の全国展開により、セルフのうどん店も全く珍しくありませんが、20年前にこの店に来たときは、初めて経験するセルフの勝手の違いや、安さに驚いたものでした。

 

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 最後に妻から頼まれた「かまどや」のパイ菓子を土産に買って高速バスに乗り込みました。今回の区切り打ちで、高知県を終えることができ、残りは香川県の11寺だけとなって結願までの先が見えてきました。私にとっては結願の楽しみが現実的となる意義ある巡礼の旅でした。

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(参考・かまどパイ)https://kamado.co.jp/item/kamadopai/




 

 

 

四国遍路 第83番・一宮寺

 最後の香川県の旅のリ・スタート

  平成31年2月9日(土)の午後からのこと。この日の午前中は、高知の第36番・青龍寺の参拝を終え、いよいよ残すは香川県内を残すのみとなっていました。
 高知を13時30分発の高松行きの高速バスに乗り込み、市中心部から南にある第83番・一宮寺参拝のため、駅前までは行かずに駅の南にあるゆめタウン前で下車することとし、同停留所には15時35分頃に到着。そこから第83番の一宮寺へ向かうこととしました。
 香川県遍路旅のリ・スタートです。
 四国遍路を始めたのは平成26年のとき。5年前ですね。そのときは、任地が福岡で年末の休暇期間中の帰省時に香川県に寄り道し、第75番・善通寺に参拝、納経帳、納め札、白衣などを買いそろえてスタートしたのが始まりです。その頃の時期に、第81番・白峯寺まで参拝し、その後は他県の寺を参拝していました。他の三県をすべて終え、再び香川県に戻ってくることが一つの目標でしたが、ようやく、そのときが来ました。

 第83番・一宮寺

 さて、ゆめタウン前から一宮寺までは南へ約4キロ。小雨がぱらついてきましたが、夜には旧友との飲み会があり、事前にホテルの風呂で汗を流しておきたいとの思いもあったので、一宮寺へは急ぎました。残念ながら、小雨ぱらつく天候で冷え冷えとしていましたが、歩を早めたので額から汗が浮くような状態。16時20分頃に到着しました。

 

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 高松市の中心部に近い位置に所在していますが、周辺は雑然としたところはなく閑静なところです。

 琴電高松駅

  一宮寺での参拝を終え、さらに南へ10分ほどのところにある琴電一宮駅から電車にのり、ホテルのある高松市中心部へ向かいました。

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 高松市は、かつて20年くらい前に勤務し居住していた街、琴電もそとのとき以来、懐かしい。イコカが使えたのも、よい意味での想定外、少し感動。
 琴電の終点は高松築港駅。下車後、ホテルにチェックインする前に、明日参拝予定の根香寺方面のバス乗り場、また、帰路の高速バスの乗り場を確認のためJRの駅前へ。ところが、琴電駅前付近は20年前と変わっていなかったものの、JR駅前付近は再開発・建替え等により大きく変貌しており、驚くとともに、方向感覚も分からなくなったくらいでした。20年前とは見違えるようです。

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 成田家

 さて、夜は、かつて高松等で共に仕事をした旧友と酒食を共にすることができました。場所は、ライオン通りの南端にある焼き鳥の成田家です。
 ホテルから、成田屋へは、兵庫町やライオン通りの商店街を通って行きましたが、ライオン通りは20年前とは変わらず、よく通った老舗うどん店の「川福」の赤ちょうちんも健在。懐かしい思いでした。
 そして成田家も20年ぶりの訪問。1階も2階の雰囲気も当時とは変わっていないように思えました。ここは特にカワが名物ですが、いずれにせよ高松では有名なお店です。
 明日は、早朝から、先ずは五色台に登って根来寺に参拝する予定としています。

成田家
〒760-0045 香川県高松市古馬場町14-16
2,500円(平均)670円(ランチ平均)

川福 本店
〒760-0042 香川県高松市大工町2-1
2,500円(平均)700円(ランチ平均)

 

四国遍路 第36番・青龍寺

  宇佐行きのバス「スカイライン入口」バス停から青龍寺

   平成31年2月9日(土)。昨日に続き、高知市周辺の寺の参拝ですが、今日は第36番・青龍寺に参拝します。これで、高知県内は終えることとなる最後の寺です。
 高知駅前のバスターミナルから始発の7時発宇佐行きに乗車、1時間足らずの午前8時前にスカイライン入口バス停に到着、下車。ここから、宇佐大橋を渡って、対岸の横浪半島の海沿いの道を進み、青龍寺を目指します。この日は、小雨交じりの曇りの天候で、昨日と異なり、高知でも肌寒い日でした。
 ちなみにバス停の「スカイラン」とは対岸の横浪半島の海沿いを走る道路「横浪黒潮スカイライン」にちなんでいるようです。

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 バス停付近から見た宇佐大橋青龍寺のある対岸の横浪半島です。写真の右から左方面へ、さらに奥部へと歩きすすんでいきます。

 第36番・青龍寺

  宇佐大橋を渡って海沿いのスカイライン道を進んでいきます。30分くらい歩いて右手に三陽荘という比較的大きなホテル・食堂があり、そのすぐ先でスカイラインと別れ右手に進路を取り、青龍寺へと向かいます。
 8時45分頃に青龍寺に到着しました。 山門の向こうは長い石段です。
 事前に何かで読んでいましたが、この長い石段を、明徳義塾在校時の元横綱朝青龍が駆け上っていたとのこと。朝青龍のしこ名は青龍寺に由来していたのでしょうね。

 

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 参拝後の帰路は、来た道を「スカイライン」バス停まで取って戻します。帰路の高知中心部方面へのバスの時間が10時22分発のため、ゆっくりと参拝し、また、途中の公園等にも立ち寄りながらバス停に向かいました。
 帰路の途上にある下の写真の浜では、地元の明徳義塾の生徒がランニング等の訓練をしていました。(写真では、左下の塩粒くらいに写っているのが明徳の生徒さんたちです。)

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 それでも、バス停には10時前に到着。まだ時間に余裕があり、バス停でじっと待っているのも寒いので、先のバス停まで歩くこととしました。できればホエールウオッチングの乗船場である宇佐しおかぜ公園まで歩こうと思ったのですが、時間切れで、その一つ手前のバス停(橋田)でバスに乗車しました。

www.attaka.or.jp

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 高知城鍋焼きラーメン

 高知の中心部には11時過ぎに着きましたが、午後からは13時30分発の高速バスで高松へ移動する予定としていました。後、2時間余り、昼食と、妻から頼まれた土産物を買うことのほか、人生で最後の高知滞在となる可能性大なので、やはり最後に高知城のお姿を拝んでおくこととしました。
 高知城には、20代の頃に、高知出身の先輩宅のところにお邪魔した際に案内していただき城内も見学したのですが、今回は時間の関係もあるので外から雄姿を拝むだけにしました。
 高知城公園内に入ってすぐのところが、お城が立派に望める撮影ポイントかと思われます。それにしても、高知城の姿は、やはり美しいですね。
 その前には、誰かの銅像。右手を前方に差し出すポーズからし板垣退助だろうと思ったところ、やはり板垣でした。桂浜の坂本竜馬、室戸の中岡慎太郎、それに駅前の武市半平太を加えた三人の像は知っていましたが、板垣さんの像は初めて見ました。やはり、竜馬らの志士とは異なり、山内家の官僚だったので城内に像が建てられたのですかね。

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 最後の高知での昼食は何にしようかと思案しました。カツオたたきや餃子も有名ですが、これらは高知以外でも食べることができます。肌寒いこの日、そうだ、今日訪れた青龍寺にもほど近い須崎の鍋焼きラーメンと思いつき、早速、スマホでチェック。高知市内に幾つかある店のうち、開店時間と場所の関係から、高知駅すぐ北にある「千秋」というお店でいただきました。15分ほどの行列待ちもあったし、店内は一杯で繫昌しているようです。鍋焼きラーメン大700円とミニライス70円をいただきました。

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鍋焼きラーメン 千秋
〒780-0062 高知県高知市新本町2-15-11
750円(平均)750円(ランチ平均)

 最後は、高知駅内の土産物屋さんで妻から頼まれた「かりんとう」の購入。明日も高松で歩くので、荷物にならない小袋を買うことにしました。

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 そして、13時30分発の高速バスで高松へ。高松に到着後は、市中心部の近くにある83番・一宮寺に参拝予定です。この続きは次のブログで書くこととします。

四国遍路 第32番・禅師峰寺から第34番・種間寺へ

 今回は高知県の全部の寺の巡礼達成を目指しての旅

   平成26年から四国八十八か所の遍路を始めました。一人旅を楽しむためと健康のためのウオーキングを兼ねてのこと。転勤族であったため、あちこちの赴任地から四国に訪れるため、なかなか時間も取れず、いびつな区切り打ちを続けてきました。昨年までにようやく70寺を参拝しました。
 平成31年2月8日(金)から10日(日)にかけて、高知県で残していた四か寺と、高松の友人と会うことも兼ねて高松市内近辺の寺を巡ることとしました。先ずは同年2月8日(金)のことです。三連休前ですが、この日は有給休暇をいただきました。

 舞子から高速バス

  明石に自宅があり、舞子から8時5分発の高知行き高速バスに乗り込みました。三連休前とは言え平日なので車内は数人しか乗車していません。
 道中、徳島に入って左手遠くにに冠雪の高山が望めました。剣山でしょうか。いつも思いますが、四国山地は高山が多く、関西ではなかなか見られない雄大な風景ですね。その後、間もなくして吉野川サービスエリアで10分間の休憩でした。 

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  はりまや橋には11時40分頃到着です。ダイヤより10分程度遅かっただけで順調だったと言えるでしょう。
 ここで11時57分発の路線バスに乗り換えて32番の禅師峰寺を向かう予定としています。今日の予定は、全部で15キロほどを34番の種間寺を参拝まで歩きとおすこととしていました。このため、最初を予定の時間通りにスタートできるかどうかは大きなポイントまので先ずは一安心です。

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 高知市内にはアンパンマンキャラクターの像があちこちにありました。

 第32番 禅師峰寺

 禅師峰寺には最寄りのバス停は本数・連絡とも悪いので、2キロメートルほど離れた緑ヶ丘3丁目という、何か寺巡りとは無縁な平凡な名前のバス停で下車。そこから20分超ほど歩きました。最後は数分の急登で小高い丘の上でした。12時45分頃の到着です。境内からは桂浜が見通せます。

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 県営渡船・種崎乗り場を経て第33番・雪蹊寺

   さて、今日の歩行予定は少しタイトで、これからの第33番・雪蹊寺への道中、浦戸湾を渡るために渡し船を利用しますが、これが1時間に1本の運航。今日の予定では、14時10分の船に乗船しなければ、17時までに最後の34番・種間寺に辿り着くことが難しくなります。
 禅師峰寺から渡しの種崎乗り場まで約6キロ超あり、禅師峰寺を出たのが13時前。先を急ぎました。幸い、道中ほぼ市街地を歩いていきますが、平坦でまっすぐな行程なので道に迷うことのありません。
 14時過ぎには種崎乗り場到着です。

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 乗り場に着いたときは、左の写真のように乗り場のゲートが閉鎖されている状況で、その状況がよく分からず、入口がないのか、周囲をあちことと見渡しました。
 しかし、船が到着したら、右の写真のようにゲートが開きました。下船する乗客は何人かおられましたが、乗船は、私と赤い服を着た自転車のおばあさんだけでした。県道扱いのためのなのか乗船料は無料なのですが、いずれの乗客の方も、係の方に「ありがとうございました。」とお礼を述べておられたのが、とても印象的でした。

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 約5分で対岸の長浜乗り場に到着です。
 ここからは、道なりに西へ15分ほど歩いて第33番・雪蹊寺に到着しました。14時20分頃です。
 雪蹊寺は、比較的まち中にあって、こじんまりとした落ち着いたお寺でした。

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 第34番・種間寺

  ここから第34番・種間寺への距離も約6キロ強あります。今日の予定では、種間寺参拝の後に、同寺最寄りのバス停16時57分発のバスに乗って市中心部に戻る予定としています。そのためには、遅くとも16時30分には同寺にたどり着きたいところです。14時35分頃に雪蹊寺を出発しました。
 時間的には2時間近くあり余裕はありますが、コースは、平地の宅地地域や田畑を進路を変えながらのルートのようで、道々の表示を見落とさないよう、また、スマホのナビアプリも併用しながら歩き進めました。その甲斐あって、16時前には種間寺に到着しました。

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  予定より早く到着したので、ゆっくりと参拝させていただき、その後、10分ほどの距離のバス停に行きました。
 ここは、以前は市役所の春野支所があり未だ建物は残っていますが、役場機能は移転していて空き家となっておいり、ひと気もない、寂しげなたたずまいでした。写真は無人の旧庁舎です。

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 高知市内はアンパンマン・キャラクターがいっぱい

  高知市中心部に戻りましたが、さすがに少し歩き疲れていたので、ホテルチェックイン後に出かけるのは面倒だと思い、チャックイン前に夕食を済ませることとしました。
 人気のある「ひろめ市場」も覗きましたが、人も多く、要領もよく分からず、落ち着かないので、以前も行った「司」の本店に行くこととしました。
 高知の老舗でもあるし、大阪梅田にも店があり馴染みもあります。一人でも入りやすく落ち着きます。鰹タタキの土佐定食、それに生ビールと司牡丹船中八策です。

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 明日は、高知県では残された最後の寺、青龍寺に参拝します。高知市中心部はアンパンマンキャラクターが一杯。

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通勤時の明石の風景(その2)

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 明石城の西側の小高い丘の上にある柿本神社、歌仙・柿本人麻呂を祭神としています。

地元では「人丸さん」として親しまれている柿本神社は、歌仙・柿本人麻呂を祭神としており、学問・文学の神様として崇敬されています。明石城築城に伴い現在の位置に移されました。境内には盲杖桜や八房の梅、市指定文化財播州石浦柿本大夫祠堂碑銘」(亀の碑)などがあります。

住所
〒 673-0877明石市人丸町1-26
アクセス方法

山陽電車「人丸前」駅 下車北へ徒歩5分

引用元 柿本神社 | 一般社団法人 明石観光協会

 神社前の芭蕉句碑、明石は、芭蕉が訪れた最西の地だそうです。10年ほど前に、岩手の平泉と山形の立石寺で、芭蕉句碑と像を見ましたが、芭蕉は、すごい距離を旅しているのですね。下の写真は平泉の芭蕉像です。

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通勤時の明石の風景

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 定年退職後、縁あって、任期付きですが明石市内で、経験を生かした仕事をさせてもらうこととなりましたが、早、任期の2年を迎えようとしています。毎朝、早めに来て、出勤前に明石城周辺を散策してきました。

 上の写真は、明石駅近く、明石城のすぐ東側の柿本神社の参道階段下の麓にある「亀の水」、次の引用のとおり播磨三名水の一つだそうです。

人丸山から湧き出る霊水です。播磨三名水の一つで、かつて「長寿の水」とも言われていました。ここにある手水鉢は常陸国の飯塚喜兵衛宣政が寄進したものです。

住所
〒 673-0877兵庫県明石市人丸町2名水長寿亀の水

引用元 亀の水 | 一般社団法人 明石観光協会

 

 明石では、市長の辞任騒動。志もありリーダーシップもある方のようですが、報道にあるような非常に短気な面と自意識過剰気味のワンマンな面はあったようですね。